【子供を駄目にしないために】子供を褒めることのメリットとデメリットを知る | ぶぶブログ

【子供を駄目にしないために】子供を褒めることのメリットとデメリットを知る

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始めに言っておきますが、私は結婚はしてますが子供はいません。

だから、子育てについてはほとんど知識はありません。

この記事を書くキッカケについて。
最近自分が何か困難にぶつかったときや精神的に参った時に、原因や解決策を見出す時に子供の頃に親に言われた事がかなり影響していると気づきました。

親の影響とは「子供を褒める、褒めすぎる」事です。親に「褒められる」ことで良かった事もありますが、悪かったことが多かったのではと思っています。

親のせいにしていると自問自答した事もありますが、最終的には、これは親から自立するための自分を見つめ直す第一歩だと思うようにしました。

そして、現在子育て中の親には、子供を「褒める」ことのメリットとデメリットを知って欲しいと思います。

▼私のプロフィール

・30代男、会社員
・小学生の頃から、母親に褒められて育った記憶が強い。叱られた記憶は少ない。
・小学生の頃、ソロバン、塾、水泳に通わせる。

子供の頃、どのような育て方をされたか。間違えたらこんな大人になった。

記憶を辿ってみる。親に言われて感じたこと、性格への影響、大人になって思う事をつらつらと書いてみる。

小学1年生
・ある放課後、玄関で親が待っていた、急にソロバン塾に通う事に。
・学校や塾の先生の言うことは、何でも「はいはい」と言って聞くように言われる。
とにかく逆らわず、いい子にしてなさい。
小学2、3年生
・ソロバンのおかげで、算数は学年トップレベル。全教科成績が良く褒められていた。
・水泳にも通わされる。
素直でいい子と言われたり、親戚などにも言う。
小学高学年
・塾に通わされる。中学受験はない。
・近所の子や友達と成績を比較されるようになる。褒められるために頑張っていた
人前で話すのは大の苦手だった。

中学
・水泳とソロバンはやめた、平日は部活後に塾。
・テスト勉強に兄の問題を見てやるように言われる。実質カンニングに近い。実力テストで順位が上位から中盤に落ち、自分の実力にがっかりする。
・自分の希望高校とは違う、偏差値の高い高校に入るよう強制され入学。受験勉強ばかりしていた。

高校
・テストはいい点数が取れるが、模擬試験はダメダメで、またしてもがっかり
・この頃も他人との比較をよくする親にウンザリ。でも、負けず嫌いの自分もいた。
・自分の世界が「勉強」と「部活」が大半だった。
失敗したくない、注意されたくない、他人への第一印象が悪くならないようにすることを気をつけていた。

大学
・親から離れられて良かったが、1年後期から引きこもりになる。
今思えば、ホームシックだったと思う。
・ゴミ屋敷になる。
・引きこもりになり、自分の内面と向き合う事が多くなった。沢山悩んだ。
・留年はしたが、なんとか卒業した。
・小学生〜大学卒業まで、親が何でも面倒をみてやってくれる事が多かった。

社会人数年目
・他人と比較して、正当な評価がされないことに不満がある。モチベーションが下がる。
・難しい仕事を始める時は、「まずやってみる」ではなく、「まず調べてみる」からスタイル。失敗を恐れている。
・上司に反発しない数少ない一人。
学歴が下の人には負けたくない。プライドが高く、何度もぶつかった。ぶつかるが、自分に落ち度も考えた。
・他人に言われた言葉が、後を引く。ちょっとした言葉でも傷ついた

社会人十数年目(現在)
・ストレスによる体調不良をキッカケに、自分の性格を見つめ直す。
不要なプライドや学歴は捨てた。
・失敗したくない、無駄な努力をしたくないので、事前にまず調べるスタイルは変わってない。
・上司の変な指示には、意見するようになった。
・結婚を親に反対されたが、思いをぶつけて「自分の人生だ」と主張し押し通した。(現在は円満)

まとめると、親の言動

・いい子、素直な子、頭がいい
・あの子の成績はどうだった?
・偏差値が高い高校に行きなさい
・細かい面倒まで見てくれる

親の言動に対して、自分の反応や影響

・褒められるために頑張る
・他人に負けたくない、比較する
・誰かに評価されないとモチベーションが下がる
・失敗したくない、注意されたり怒られるのが怖く、傷つきやすい
・世間の事がほとんど分からない。コミュニケーション能力が低い。

自分の人生を元に

親に「褒められた」ことによるメリット・デメリット

をもう少しわかりやすくまとめていく。

褒めることのメリット

褒める事は悪いことのように書いたが、良いことももちろんある。

褒められるために、困難な課題に挑戦する意欲が湧く

他人がすぐに諦めてしまいそうな事でも、「頑張れる何か」を持ってることで挑戦しようと思うことは少なくなかった。

だから、難しい課題であればあるほど、出来る傾向にあった。

評価されれば伸びやすい

学校の成績や順位などは、いい高校や大学に入るために必要な要素でもある。また、社会人になると褒められる事が減りそうだが、努力して結果を残せば昇給や表彰に繋がりやすい。

つまり、他人が認めて褒めて伸びていく可能性はある。

つまり、評価されやすい環境であれば伸びていく可能性はある。

褒めることのデメリット

メリットは確かにあった。褒め方や頻度にもよるだろう
子供を「褒めて」育てる事の全てが悪いわけではないが、デメリットが多いと感じている。それらをあげてみる。

褒められないとやる気が出ない

メリットの裏返しではあるが、褒められないとやる気が出ない。

何か評価に繋がらないと、やる気やモチベーションを保てない。小学生〜社会人になるまで、褒められる機会は減っていく。その中で、褒められないと努力出来ないようでは、戦っていくのが難しくなってくる。

失敗を恐れ、無責任になる

頭がいいとか、成績が良いとか言うことはプレッシャーを与えているようなモノ。

それを親戚にも言うと、さらにたちが悪い。
子供からしたら、街頭演説で「この子は頭がいいから、次のテストもきっと点数がいいですよ」って公然と言ってるのと同じです。
子供の世界はまだまだ狭いですから。

そのプレッシャーを受けてたら、何とか結果を残さないとって思う。
逆に、結果を残せないような事はやりたくないのです。そして、先生が言ったから、上司が言ったから「仕方なくやった」と無責任な事を言うようになります。

自分らしさが無くなる

人の評価が全てになっているので、自分がこれをやりたい、あれをしたいという主張が少なくなってきます。もし、あったとしても行動するまで、躊躇してしまいます。

前述したように、失敗を恐れます。自分が「やりたい」ことと他人が「求めている」ことの境界線がわからなくなり、やりたいんだけど、あの人はやって欲しく無さそうとか考えてしまいます。

常に、他人ありきの自分になってしまいます。

褒められてばかりだと、本番に弱くなる

褒められてばかりということは、逆に叱られるケースが少ない可能性があります。

褒められる⇨いい子でいる⇨褒められる⇨さらにいい子になる⇨叱られる⇨自己否定、自信が無くなる。

というように褒められすぎて、叱られる経験が少ないと耐性が無いんです。
つまり、メンタルが非常に弱くなります。失敗するかも・怒られるかもという不安がある場面では、萎縮してしまい、緊張して本来の力が出せない事があります。

私が実際に経験したのは、人前で話す時、受験の時、部活の大会の時。

まず考えるのは、「失敗しないようにやろう」でした。「最高のパフォーマンスを出してやろう」とか「みんなにいいとこ見せてやろう」なんて前向きな考えは思いつきませんでした。

子育ては「褒めた」方が良いか、「叱った」方が良いか

ここまで、子供を褒める事のメリット・デメリットについていくつかお話しました。

それで結局、どのように接すればいいか分からなくなった、悩んでしまった方もいるかもしれません。褒め方と叱り方のポイントについてまとめたので参考にして下さい。いきなりアレもコレも情報を沢山収集して混乱するより、ポイントを絞って実行して下さい。

▼子供の褒め方、叱り方

●褒めるポイント
結果より、努力に対して褒める。
⇨頑張った事を褒める。結果が出なくても、失敗してもまず努力することが大事と意識させる事で次に繋がるから。
他人と比較して褒めない。
⇨他人ありきの自分になってしまうので、あくまで主人公は「自分」だと認識させる。

●叱るポイント
ダラダラ叱らない、何が問題だったのか考えさせる
⇨子供の興味は次々映るので、問題行動をした瞬間に叱らないと何の事で叱られているのか、分からなくなります。何が問題だったのか、怒鳴ったり問い詰めたりせず、自分で考えさせる事が大事です。

親は子供が自立するための手助けをする、最も優しい味方であるべき

子供の人生に自分(親)の人生を”おんぶ”させてませんか?

「褒める」事が子供のためではなく、”自分”のためになってませんか?

「叱る」事が子供のためではなく、”自分”のためになってませんか?

成人した時に、一人で生きていけるように自立のサポートをするのが「親」の役割だと思っています。

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