人間関係に悩んでいます。コミュニケーションが得意ではないんです。
相手の気持ちがわかればもう少し上手くいくでしょうか?
会社の同僚と話をしていた時、なんだか急に機嫌が悪くなり距離が出来てしまいました。相手を傷付ける事を言ってしまったのかな。
もう少し相手の気持ちが分かるようになりたいです。
人間関係での悩みって尽きないですよね。
思い返すと、子供の頃は近所の公園や学校で、全く知らない子でも年齢が近ければ無邪気に遊ぶ事が出来ました。中学、高校、大学、社会人と進むにつれて協調するのが難しくなってきたと感じています。
私自身もコミュニケーションが得意ではないのに、八方美人なところがあったのでそのギャップにとても苦しんできました。
人間関係を円滑にするには、自分自身の事をよく知ることも重要ですが、相手の気持ちも理解することも大事です。
長年悩んできた結果、自分自身のスタイルが確立したので悩んでいる方、もっとコミュニケーションをうまく取りたい方の助けになればと思います。
▼私のプロフィール
・30代既婚 男
・中学生くらいから人間関係に悩みが出始めた
・大学生になると、人間関係が面倒くさいと思い始め引き籠った。自分自身とトコトン向き合った。
・社会人となり、年齢も性格もバラバラの人達と仕事をしていく上で、相手の気持ちを知る事の大切さに気づいた。
・専門家ではないし、元々そのようなセンスや能力があったわけではない。自分自身悩んでいたから少しずつ身についた。
本題を読む前に、この記事の内容を実践しない事をオススメする人がいます。
人間関係の悩みがほとんど無く、たまに悩む程度の人。
このような人は、今のありのままで良いと思います。
最後に書きますが、相手の気持ちを知ることのデメリットがあるからです。
人の気持ちが分かるようになる方法
人の気持ちが分かるようになる方法について、いくつかポイントをご紹介します。
今日から実践してすぐ分かるようになる、というものではないです。そんなものはありません。複数のポイントを身につけて、総合的に判断する必要しなければなりません。
シチュエーションは人それぞれ様々なので、自分が悩んでいた状況に当てはめて読んで下さい。
冷静に話し始める
私は冷静に話を始めるようにしています。
どちらから話を始めた場合でも、まず冷静さが大事と考えています。
なぜなら、言いたい事が感情に流されないようにするためです。
まず、感情は置いといて
・相手が言いたいこと
・自分が伝えたいこと
をはっきりさせることです。
その上で、
・ただ聞いてほしい
・何かしてほしい、何かをしたい
感情優先なのか、そうでないかを見極めてから必要なら感情をのせて話せば良いです。
相手の表情をよく観察する
ほとんどの人は無意識のうちに、表情から相手の感情をある程度読み取って話をしていると思います。
その中でも私はほぼ、「目」と「眉間」だけに着目しています。
- 目は口ほどに物を言う
ことわざにもなる大事な事です。目を見て話す事で得られる情報は、その感情だけではありません。
どういうことか?
★目を合わせて話をする時は、「ホンネだな」
★目を全く合わせない時は、「その話題について触れたくないんだね」
★目を少しだけたまに合わせる時は、「本音じゃないな。こちらの反応を知りたがっているのかも」
と考えます。 - 眉間のしわ
しわが寄る時は、負の感情が強い時なのは誰しも分かると思います。
大事なのは、急にしわが寄った時は、感情を抑えられなくなった時なので、「ホンネを言ってる」と考えます。話し方は冷静でも、感情を抑えている場合があります。これも、意外と本人も気づいてません。
話の内容と表情の変化をよく観察していれば、相手の感情を逆なでしたり、悲しい気持ちを増幅させたりする事は少なくなります。
相手の仕草をよく観察する
無意識から出る仕草は、感情を表しています。相手の仕草でとても気になる、気にするものを紹介します。
- 貧乏ゆすり
定番と思いますが、イライラですよね。
これについても、話し方が冷静であっても、気づかないうちにやっている人がいます。
「和やかな雰囲気出してるけど、本当はイライラしてる」と思うことが多いです。 - 手遊び
落ち着かない時にやります。
発言していて不安な時などに自分を落ち着けるためにやっています。 - 前かがみになる
「相手と真摯に向き合おう、自分の言いたい事を理解してほしい」
と感じます。 - ふんぞり返る
「相手の考え方を否定したがっている」と考えます。
仕草については、あまり気にしない人も多いかもしれません。
よく観察すると相手の気持ちが隠れているのに気づきます。
相手の立場になって考えてみる
自分が悩んでいるように、相手も悩んでいると考えます。
自分の主張ばかり押し通そうとすると、つまづきます。
躓いた時には、感情を出して押し通そうとしますが、冷静で話合えないことは前述した通りです。
相手の主張は、別なやり方で解決出来る事もあるかもしれません。相手はどうしようも無くて切羽詰まってるかもしれません。そういう時は、逆にこちらから譲歩出来る可能性を探ってみることも大事です。
自分自身とよく向き合っている
とても大事な事は、自分自身をよく知る事です。
自分の強さも弱さも知る、自分の長所も短所も知ることです。
これらは言い換えると、「自分を認める」と言えます。自己否定せず、自分を認めることで相手も認めることが出来ます。
自分の弱さは他人に埋めてもらい、他人の弱さは自分が埋めると考えれば「共存」という考え方が生まれ、一人では生きていけない=すなわち、相手の立場や気持ちも理解することが出来るようになると思います。
自分を認められない人は、絶対に他人を認めることは出来ませんよね?
番外編:相手の感情を知る簡単な方法
相手の感情を簡単に知る方法があります。
それは、あえて感情を出してみる。ことです。
喜怒哀楽をさり気なく出す事で、相手が自分に対して好意的であれば「同調」する仕草を見せると思います。
簡単な例でいうと、少しニッコリしてみた時、相手もニッコリするか確かめて見て下さい。
この場合は、高確率で敵対心は無い、味方である可能性が高いと言えます。
人の気持ちが分かることのデメリットも知っておく
ここまで読んで、なんだか面倒臭いなと思った方は、正しい反応だと思います。
そうです。人の気持ちが分かるデメリットとは、
「精神的に疲れる」
ことです。相手の気持ちを考えすぎて、気にしすぎると余計に疲れてしまいます。
自分は人間関係が上手くいかないとか、コミュニケーションに苦手意識を持っている人ほど前述した内容は、効果的です。
まとめ
人間関係で悩んでいたり、もっと円滑にコミュニケーションを取っていきたい人は相手の気持ちを知る事が大事です。
ポイントは5つです。
・お互い冷静に話すようにする
・相手の目を見て感情を探る
・相手の仕草から感情を探る
・相手の立場になってみる
・自分自身とよく向き合い、自分を認める
相手の事ばかり気にしすぎて、疲れないように。
時には自分の主張を押し通す事も大事です。
常に譲っていては、自分の状況が好転しません。