コントローラを作るだけならそれ程難しく無かったんだけど、LED化はホント難易度高い!
まず、ポップンコントローラ自作の情報が少ない。そして、同じコントロール基盤を使ってLED化してる人がいなかった。
オームの法則やら抵抗やらLEDやら整流ダイオードやら、、発狂しそうになったけど、何とか堪えました。
結果的には思い描いていた光り方(アーケードにどれだけ近いか)をしたか?80点かな。配線面では疑問点を残したままとなってモヤモヤはしてるし、正攻法なやり方ではないけど、目標は達成できたかと。今はこれ以上踏み込まないことにした。
早速、やっていこう。
念のため、、、。これから解説する内容は、ボタンを押したらボタンが光るようにする事です。常に光ったままというわけではないですので。
使った基盤とその他諸々
コントロール基盤は、アマゾンで3500円くらい、sj@jx cy3103を使いました。そもそも、PS2とPC(lively)両方でプレイしたかったので、コネクタがどちらもついてあるこの商品を購入した。
それと結果的に、エレコムのPS2/USBコンバータも必要になった。というわけで、USB端子は不要になってしまった。
後は0.2sqの配線。基盤に付属してくるのは短いので、両端の白に届かない。他にも何だかんだ使う。
後は圧着工具かはんだが欲しい。資金が許されるなら両方あると融通が効く。ということは、ファストン端子や熱収縮チューブ、ハンダ線、コテ台も必要になってくるわけだ。
道具を持ってない人には、金銭的に負担となるが、どちらかだけでも欲しい。もしかしたら、絶縁ビニールテープで何とかなるかも知れないけど、保証は出来ない。
さて、ボタンのLED化に必要なものをまとめると、
- コントローラ基盤 sj@jx cy3103 3500円
- PS2/USBコンバータ エレコム 2000円
- 0.2sq配線 被覆カッター 2200円
- 圧着工具、L字型ファストン端子187と250のメス(L字じゃなくてもいいけど、自分と同じ寸法で作っていきたいなら。)、端子のスリーブ、熱収縮チューブ(0.2sqの2倍〜3倍くらいの内径が欲しい)3000円
- はんだごて、ハンダ線、ヒートクリップ、コテ台 2500円
- 白色高輝度LED(10000mcd=10cd)も、あれば充分。抵抗30〜50Ω。整流ダイオード1A1000v。800円
うる覚えの参考価格を載せましたが、送料は別途と考えてください。
とにかく低予算で抑えたい場合は、配線、整流ダイオード、絶縁テープがあれば組めなくはない。
購入時の注意点
細かい部品は単価が安いので、多めに買って置いたほうが良いです。送料で結構取られるんで、買い物は一度で済ませたい。
ってことはつまり店舗じゃなくて、ネット通販で買うことになる。そもそも、店舗で端子とか売ってるお店はかなり少ない。関東でも秋葉原まで出る必要がある。それに、ネット通販の方が単価も安いです。よーく、下調べして出来るだけ纏めて購入すべし。
まず、基盤。アマゾンで取扱が無ければAliExpressで探してみて。使ったことが無い人は、怖いかも知れないけど、自分は問題無かったです。ただし、箱は綺麗な状態では届きませんよ。ベコベコになってます。梱包段階でベコベコなんだろうけど。中身に異常無かったのでヨシ。
エレコムのコンバータは、メルカリの中古やヤフーショッピング、アマゾンで買えばよし。新品はおそらく無いだろう。中古でもいい値段するので出来るだけ安いものを。他のメーカーのコンバータだとうごかないって情報もあるので、エレコムなら外れる確率は低いと思われる。何種類か発売されてるが、恐らくどれでもイケる。自分は黒っぽい割と新しい世代のものにした。
ちなみに、基盤にはPS2とUSB両方のコネクタがついていて、PCで遊ぶときにはUSBを差すからコンバータ要らなくね?って思った方もいるでしょう。そう思ってたんだけど、何故かUSBでは上手くいかないので、結果PS2のコネクタしか使いません。
それから、配線。正確には0.2sq(スケア)=24AWG以上あればいい。0.2ってかなり細いから扱いが少し大変。圧着しても抜ける事もあり、結局ハンダ付けした箇所もある。配線は太い文には問題無い(電流の通り道が広い分には問題無いってこと。)んで0.3sqでもそれ以上でもいいかも。
あとは、圧着工具。圧着するのは、ファストン端子。マイクロスイッチとLED側がファストン端子のオスなので、メスを購入。サイズは187と250。一応、自分で確認出来たらしてほしい。ちなみにマイクロスイッチはオムロン製です。
次に、はんだ。コテ台など諸々とセットで売ってるんでセット品で安いもので充分。今後も使うかもって人は温度調節付がオススメ。初心者は20〜30wで充分。ハンダ線は鉛フリーじゃない方がつけやすいです。鉛フリーだと玉になって付けづらいです。つけれないこともないので、お任せ。
▲これいいな。安いし温度調節出来るし、ハンダ吸い取り線と吸い取り器付いてるし。自分が買ったのは、ハンダ吸い取り器がついてないもので、3000円でした。根塊のポップンコントローラには不要だからいいけど、プレステとかスイッチのコントローラを治すのに追加購入したんだよな。勿体無かった。
さいごに、LED関係について。ボタンには大抵LEDがついてくると思う。その前提で話を進めます。付属のLEDは結構暗いです。暗くても何とかする方法があるので、無理して高輝度LEDを買う必要は無い。
自分は10000mcd(ミリカンデラ)=10cd(カンデラ)くらいの白色を別途購入した。実はPS2のコネクタでは、この明るさを最大限活かすことは出来ず、まぁまぁ暗くなってしまう。だからボタンに少し細工をして、明るく光るように見せる事で、落ち着いた。不本意ではあるが、ボタンがちゃんと光ることに変わりない。そして、眩し過ぎないから結果良かったのかも。
LEDに必須の部品は抵抗です。抵抗を変えても元々の電圧が不足してるから、あまり気にする必要ありません。30〜50Ωの抵抗をLED一つに付き1本あればオッケー。と言っても、バラ売りは店舗でしか無く、100本で200円なんで、本数は気にする必要ない。抵抗は安いカーボン抵抗で充分。
整流ダイオードは在庫が豊富な1A1000Vにした。1Aもあれば充分だろう。ちなみに、整流ダイオードでは0.8Vくらいの電圧降下がおこるので、本来なら電源電圧はやはり5V(USB電源)欲しいところ。
覚えたての知識を惜しげもなく披露していくのが、オレの良いところ。
配線方法
今更だけど、こういう配線とかLEDとか抵抗とか、全く触った事が無くて、充分な知識も無い状態で始めた初心者ですので、何かあっても自己責任でお願いします。
とはいっても、調べた限りではこの配線方法をとってる人は多そうだから、問題無いとおもう。他と違うのは、GNDの取り方。連結させる場合が多いけど、そうするとボタンが多重反応したり、何かしら不具合があったので、この配線で落ち着いた。
▼配線方法
マイクロスイッチには、常時閉と開端子があります。開に繋いでください。
本来であれば、USBをPCに繋げばいけると思うんですが、上手くいきませんでしたので、コンバータを挟んでPS2コネクタで接続してます。
ダイオードと配線の接続部分や、配線を延長したところは、熱収縮チューブで絶縁するのが無難かと思います。
コ、コイツ、光るぞ!
▼試打の様子
ここまで慣れない作業でお疲れかと思います。そんで、完成したと思って点灯してみたら暗いじゃん!
そんな声が聞こえて来そうです。ここについては、推測ですが、PS2コネクタから給電してるので3.3Vで電圧不足かと思います。
色々配線しても上手く行かなかったので、費用もかさむばかりだし、裏技を使いました。
それは、ボタン内部のプレートを、クリアファイルの切り抜きに置き換えました。プレートが光を通しにくいので、もっと薄いものに変えてみたら、それなりの明るさになりました。
クリアファイルは100均の5色10枚入ったものを使用。同じく100均で円形カッターを購入。1ボタンに付4枚重ねました。
んで、気づいたんですがボタン自体に色がついてるので、もしかしたらクリアファイルは透明なものでいいかも。まぁ、この辺は各自好きに調整してください。
動画では、光り方がショボく見えますが実際はもう少しだけマシです。
言い訳ですが、明るすぎると鬱陶しいのでコレくらいでいいのかも。。。?
それでは、良きポップンライフを!