はじめに
Chromebookは、Google製のクラウドベースのオペレーティングシステム「Chrome OS」を搭載したノートPCです。その軽量で手軽なスペックから、これまでゲーミングデバイスとしては人気を博してきませんでした。しかし、近年のクラウドゲーミングサービスの台頭により、Chromebookでも本格的なゲームを楽しめるようになってきました。この記事では、Chromebookで人気オープンワールドRPG「原神」をプレイする方法について、詳しく解説していきます。
GeForce NOWでChromebookで原神をプレイする
Chromebookで原神をプレイするための最も手軽な方法は、NVIDIAのクラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」を利用することです。
GeForce NOWとは
GeForce NOWは、NVIDIAのハイスペックなゲーミングPCをクラウド上でレンタルし、自分のデバイスでストリーミング再生するサービスです。幅広いゲームタイトルに対応しており、Chromebookなど低スペックなデバイスからでも、快適なゲームプレイを実現できます。
GeForce NOWはブラウザ上で利用可能で、Chromebookにも公式アプリがリリースされています。無料版と有料版(Founders)が用意されており、無料版であれば原神を含む多くのタイトルを一定時間プレイできます。
Chromebookで原神をプレイする手順
Chromebookで原神をプレイするには、以下の手順に従います。
GeForce NOWの公式サイトからアプリをインストール、またはブラウザ版にアクセス
無料版または有料版のアカウントを作成する
ライブラリから「原神」を選択し、ゲームを起動する
必要に応じてコントローラーを接続する
ゲームの操作性を高めるため、Chromebookにゲームパッドを接続することをおすすめします。Xbox コントローラーなどのBluetooth接続が可能なデバイスであれば、簡単に接続できます。
GeForce NOWを使った原神プレイの利点と欠点
GeForce NOWで原神をプレイすることの主な利点は以下の通りです。
低スペックなデバイスでも原神が遊べる
別途ゲームをインストールする必要がない
クラウド上のハイスペックPCでのプレイが可能
一方、欠点としては以下のようなものがあげられます。
インターネット接続が不安定だと画質が低下する
無料版では時間制限がある
待機時間が発生する場合がある
総じて、インターネット環境さえ整えば、Chromebookでもこれまでよりも手軽に原神が楽しめるようになったと言えるでしょう。
ChromebookにWindows環境を構築して原神をプレイする
クラウドゲーミングサービスを利用するのが億劫な場合は、Chromebookに直接Windows環境を構築し、ネイティブで原神をインストールするのも一案です。
Chromebookへのデュアルブート環境の構築
Chromebookは基本的にWindowsをネイティブでインストールすることはできませんが、デュアルブート環境を構築することで、Windows環境を使えるようになります。
代表的な方法として、「Linux」のデュアルブートインストールと「Parallels Desktop for ChromeOS」の仮想環境の構築があげられます。前者は無料で利用可能ですが、設定が難しい面があります。後者は月額料金が発生しますが、操作が簡単です。
原神の動作環境について
デュアルブート環境やパラレルデスクトップ環境が構築できれば、PCにインストールしているのと同様に原神をインストール、起動することができます。ただし、Chromebookの性能次第では快適にプレイできない可能性もあります。
原神の公式推奨スペックは以下の通りです。
OS
Windows 7 SP1 64bit 以降
CPU
Intel Core i5 以上
RAM
8GB以上
ストレージ
30GB以上の空き容量
グラフィックカード
NVIDIA GeForce GT 1030 以上
低スペックなChromebookでは、これらの条件を満たせないため、設定を下げてプレイする必要があるでしょう。
ChromebookでのGamePassによる原神プレイ
さらに、2023年に待望のMicrosoft公式GamePassがChromebookに対応すれば、別の選択肢も生まれます。Xbox Cloud Gamingを通じて、Chromebookから原神をストリーミングプレイできるようになる可能性があります。
ChromebookへのMicrosoft GamePassの対応
2023年に入り、Windows PCや Xbox以外のデバイスからも、MicrosoftのゲームサブスクリプションサービスGamePassを利用できるようになりました。ChromebookからもWebブラウザを通じてゲームにアクセスできるようになる予定です。
GamePassのゲームラインナップには、原神もエントリーされています。つまり、GamePassがChromebookに対応すれば、原神をストリーミングプレイできる可能性が出てくるということです。
Xbox Cloud Gamingについて
Xbox Cloud Gamingは、MicrosoftがAzureのクラウド上に構築したゲームストリーミングサービスです。GamePassに加入していれば、PCやモバイル端末から高品質なゲームをストリーミングプレイできます。
Xbox Cloud Gamingを通じて、Chromebookから原神をプレイすれば、GeForce NOWのようなクラウドゲーミングサービスを使う必要がなくなります。加入しているGamePassさえあれば、好きな時に原神に没頭できるようになるでしょう。
まとめ
本記事では、Chromebookから人気オープンワールドRPG「原神」をプレイする方法について解説してきました。GeForce NOWやWindows環境の構築、将来的にはGamePassとXbox Cloud Gamingといった複数の選択肢が存在します。
Chromebookは本来ゲーミングデバイスとは程遠い存在でしたが、クラウドゲーミングサービスの台頭によって、状況が一変しつつあります。軽量で手軽で、どこでもゲームができるChromebookの利点を最大限に活かせば、より多くのゲーマーに原神の魅力を届けられるはずです。
みなさまもぜひ、Chromebookで原神の世界を体験してみてはいかがでしょうか。美しい世界観と冒険に満ちたゲームプレイが待っていますよ。
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